日本ボストン会 The Boston Association of Japan

2006年12月22日

日本ボストン会 The Boston Association of Japan
代表的な人物と略歴

担当幹事 三好 彰

学生会発足当初の活動

 ボストン日本人学生会は明治41学年度から活動している。初期の活動の様子を紹介する。文中では敬称を略す。なお学生会員名に続く括弧の中は、後年の主な仕事である。

 アメリカの学年度は9月からであるが、新学期が始まる前の同年5月に会則を作っている。それによると、当初はハーバード大学で学んでいる日本人学生を正会員とし、マサチューセッツエ科大学(MIT)の学生を準会員と取り決めている。しかし、他の大学も対象にするように方針を変えている。また学生会員のほかに、本会ならびに日本に理解のあるアメリカ人を名誉会員にすると定めている。

 本会の目的を親睦を図ることとし、学年度初頭に総会を開くと定めている。幹事団で行事の内容や会の運営方針を検討している。

 幹事団の第一回会合は明治41年11月1日に浅野良三(日本鋼管社長)宅で行われた。この会合で初代会長として望月松太郎(外交官)、副会長として新井米男(日系人で日系企業の幹部)を決めている。最初の名誉会員を次のように決めている。

Lawrence B. Evans
 Tufts College教授
森本辰太郎
 山中商会
J.D. Greene
 キリスト教団体Aerican Boardから日本に派遣されたDaniel Crosby Greeneの息子のJerome Davis Greeneと考えられる。
C. McCauley
 1889年来日。ユニタリアン宣教師。1909年に旭日賞。
Harris Kennedy
 経歴不明
Edwards S. Morse
 大森貝塚を発見した元東大教授。
L. H. Lane
 経歴不明
D. W. Ross
 ハーバード大学教授。Kanji Nakauraという留学生が描いた氏の肖像画がボストン美術館にある。
Edwin H. Walcott
 ボストン駐在帝国名誉領事
Langdon Warner
 京都・奈良を戦禍から守った恩人。岡倉天心の高弟。

 明治42年3月に開催された第4回会合にMITから朝永五郎(経歴不明)と鈴木宏之(経歴不明)、ボストン大学から影山千萬樹(早稲田大学商学部教授)が参加した。次年度からの記録は英語で書かれた短文であり、大正元年度まで続く。その後しばらく記事は途絶えて、再開するのは大正6学年度であり、日本語の記述に戻り大学の区別はされていない。

        (日本ボストン会会報第28号平成18年10月10日発行から転載)