「改革教会と音楽」は、同じく改革教会の系統に立つ、教派の違うキリスト教会に属する者達が、「礼拝」と「礼拝音楽」をテーマに話しある中で生まれました。題に使った「改革教会」が私たちの伝統を示すのにふさわしいのか、それとも「改革派教会」が正しいのか、編集委員会でも議論がありました。学問的には宗教改革期に生まれた教派の一つとして「改革派教会」が一般的です。しかし、日本の教会政治の中では、「改革派教会」は一つの教派名の通称です。私の属する日本キリスト教会の憲法では、伝統の大きな流れを「改革教会」と称していることもあり、これを選びました。
何よりもこの大きな流れについて、できるだけ多くの方々とテーマを深め、論じ、意見を交換することが雑誌発刊の一つの目的です。限定された形ですが、二ヶ国語での出版は、「教会」について、まず「日本」という近代国家の枠にはめてしまうのではなく、世界にある(離散している)兄弟姉妹達との議論が必要であると判断したからです。
創刊号のなかみからもわかるように、各国の教会の発想の違いは明らかです。しかしそれを越えて、驚くほどの共通の問題、課題を抱えています。意見の交換は、まず私達にとって有益でしょう。そして、日本の地で、日本語で出されているテーマが、日本以外で働く兄弟姉妹達にとっても益であるよう願っています。
雑誌発行の具体的なもう一つの目的は、やがて、日本語でジュネーヴ詩編歌を150篇まで完成するための一助となることです。
年に二度の発行ですが、毎回3部門に分けて編集する予定です:(1)礼拝音楽とは何か(2)日本語によるジュネーヴ詩編歌の完成をめざして(3)讃美歌とは讃美歌集とは何か。(1)の部門には礼拝式についての議論も含みます。関心をお寄せくださる方々のふるっての参加をお願いいたします。
|