理事長挨拶

重症児者から学ぶことがたくさんあります。

理事長挨拶

理事長 川野直人

理事長 顔写真

 2008年、久山療育園は創立32周年を迎えます。

「重症心身障害児者に愛の手を」というテーマで歩いてきた32年でした。

2005年秋に障害者自立支援法が成立して、全ての障害者が一元化され自立して就業へと目ざす方向が掲げられ、2006年4月から施行されました。

久山療育園に関係する重症児者の方々は、重い知的障害とそのほとんどが寝たきりの毎日から、就業する自立は望ましい事ながらもその可能性は難しく、「重症児者の自立」について目下様々な病態像の中で模索中です。

誰かの介助なくしては1日も過ごせない日々、だから重症心身障害児者と呼ばれてきたのですが、どのような障害があっても、地域で家族やまわりの人々と共に暮らすことが理想なのです。私たちは「久山療育園は単なる収容施設ではなく、新しい福祉共同体づくりの拠点をめざしたい」という設立理念を掲げてきました。その実現のために久山療育園を設立したいと願いました。

社会福祉構造改革が進行する中で、今後も「共に生きる」という、その願いの実現に向け歩みを続けて参ります。そして、入所者、在宅重症児者の方々にとり、今後も頼れる施設でありたいと願っています。

重症児者と接すると、私たちが忘れかけていた命の純粋さに出会います。まずは、久山療育園をお尋ねいただき、重症児者のいのちといのちの響きあいを、共に実感して頂きたいと思っています。




聖書の言葉

「わたしたちは見えるものでなく、見えないものに目を注ぎます。
見えるものは過ぎ去りますが、見えないものは永遠に存続するからです。」


コリントの信徒への手紙 二 4章18節


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