計測をするひとたちにとってノイズは常に悩みの種です。
しかし常についてまわるのもノイズです。
ここではNIC計測部の面々が苦労の末習得したノイズ対策の秘儀の一部を紹介しましょう。

- センサーから入って来るノイズ
- センサーと試験体間の絶縁抵抗が不足のため試験体に流れる電流や磁気の影響をうけてしまう。
- センサー自体のシールド不足
対策
- センサー受感部以外(基盤部やアンプ部)で試験体から離せるものはできるだけ遠くに設置する。
- センサーを金属箔のようなものでシールドする。
- 信号線から入って来るノイズ
- 近くに高電圧、高電流のケーブルが平行して長い距離走っている。
- 信号線がループにして置かれている。
- 線の近くで溶接などの電機火花の発生がある。
- 近くにインバータモーターやその制御機がある。
- 付近に強力な電波が流れている。
対策
- 原因になってそうなものから信号線をはなす。200Vのケーブルがどうしても交叉する場合は信号線を直行させて渡しそれ以外は離す。
- 信号線を金属箔で覆うか金属管のようなものを通す。
- 信号線の余り部分をループ状にしない。
- ツイストペアケーブルを使用する。
- 信号線にフェライトコアを2巻き以上行う。

- 測定器からに入るノイズ
- 信号線から入るのと同じような環境である。
- 電源電流にノイズが乗っている。
- 他の測定器が発している信号がノイズになる。
- アース線から逆にノイズを拾ってしまう。
対策
- 計測器同士のアースをつないでしっかりしたアース端子に接続する。計測器の同期端子がある場合は結線する。
- アース線から乗る場合はアース線をはずしてみる。
- アース端は一点接地にする。
- 計測器電源ノイズは電源ノイズフィルターを使用して防ぐ。

とにかく計測ノイズはどこから入って来ているか判断しにくいものです。オシロスコープや波形出力装置を使用して原因を推測することも効果的ですが、最後は「とにかくいろいろやってみる。」ことではないでしょうか。
上には記述しませんでしたが、奇手?として計測器類から試験体本体にアース線をつける手を使う場合もあります。
尚、これらの対策は電撃事故等の無い様に注意して、自己責任で行ってください。現場にいない筆者はこれらの責任は負えませんので。
