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自遊人」は
隔月25日に
発売されます

 

 
からしとしと雨が降る中、今回の散策は、東京のはずれにある檜原村・秋川渓谷。檜原街道を奥へ奥へと進み、最初に向かったのは、東京都の天然記念物にも指定されている『神戸(かのと)岩』。目の前に2つに割れた大岩がそびえる様は、霧がかかっていたせいもあってか、まさに幽玄郷……。岩伝いを歩けるそうですが、雨のため断念し、『払沢の滝』へ。
日本の滝100選にも選ばれている東京名所です。入口から遊歩道を歩くこと約15分。野鳥のさえずりに耳を傾けながらのんびり歩いていると、谷川の先に滝が現れました。

上下4段からなるこの滝は、高さ合わせて60メートルほどあるそうですが、上のほうは樹木に覆われ、滝壷から見上げられるのは高さ25〜26メートルのあたりまで。それでも滝が流れ落ちる姿は精悍で、滝をバックに記念撮影! 冬は氷結し、その神秘的な姿もまた美しいそうです。
そして、次はマス釣り。訪ねた『秋川国際マス釣り場』は、川をせき止めて造った釣り堀。竿やえさなどは用意されているので、手軽に釣りを楽しめます。釣った魚はさばいてもらっておみやげに。そうしたら、すっかりお腹が減っていたことに気づき、蕎麦屋へと急ぎました。JR武蔵五日市駅方面へ戻り、向かった先は、日の出町にある蕎麦屋『雙柿庵』。通りから奥まったところにあって場所は少々わかりづらいのですが、昭和初期の民家を改装した、落ち着いた趣のある店。勉強熱心な若いご主人が一人で切り盛りしていて、清々しい雰囲気が漂っています。日本酒も御主人が試飲をし、自分の蕎麦に合うと思った信頼できるものだけを置いているとのこと。丁寧に手挽きした繊細な味わいの蕎麦と旨い日本酒を、心地よく味わえるところでした。

2002年
●7月号
●9月号
●11月号
2003年
●1月号

●3月号
●5月号
●7月号
●9月号
雑誌「自遊人」連載
(発行/カラット 定価/680円 隔月刊)
「編集者の一言」から

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