らんぼうの連載記事
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雨が降る火曜日、私たちが目指すのは埼玉県の比企丘陵。今日歩くコースは、11月1日〜3日に行われる「日本スリーデーマーチ」のコースの一部。今回はひと足お先に大会コースをらんぼうさんといっしょにウォーキングしました。

スタート地点は、玉川村の総合グラウンド。ここから、かつての観音巡礼の道であったという"かんのん道”を歩き始めます。薄暗い雑木林のあちこちにキノコがいっぱい顔を出しています。

「これはね、タマシロオニタケかな?」キノコ好きのらんぼうさんは、いろいろなキノコたちを次から次へと発見。でも、今回見つけたものはみんな毒キノコだったので、残念ながら味見することはできませんでした。

雑木林のトンネルを抜けると、笛吹峠に到着。ここから旧鎌倉街道を進んでいきます。しばらくすると、あたり一面に緑の田んぼが広がっています。なつかしい里の風景に心が温かくなります。途中、地球観測センターに寄り道をすると、ようやく雨も止み、次の目的地の東松山市民の森へ向かいます。アカマツやコナラの木立ちの中では、森林浴やバードウォッチングも楽しめそうです。森を抜けて小川を渡り、岩肌ののぞく細い道をどんどん上ったところが、今回のゴールである岩殿山正法寺。このお寺は奈良時代に建立されたという古刹だそうです。

境内の大きなイチョウの木が静かに本堂を見守っていました。歩いていると優しい気持ちになってくる比企丘陵のコースは、紅葉の深まる季節、また違う里の優しい風景を見せてくれるでしょう。

 

2003年
●2月号
●5月号
●8月号
●11月号
月刊誌ウォーキングマガジン連載
(らんぼうは3号に1回登場)
(発行/講談社 定価/580円 毎月8日発売)
「編集者からの一言」から
 

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