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放射線技術部  

● 部長挨拶

   埼玉社会保険病院は、地域医療の基幹病院として貢献しております。その中で、放射線技術部は3部門からの構成となっており、画像診断・核医学診断・放射線治療の部門で、各診療科からの依頼により、診療放射線技師が撮影・画像処理等を行い、放射線科医が診断報告書を作成し画像情報と共に各診療科に提供し、病院の重要な役割を果たしています。
   また、病院の理念であります「生命倫理の尊重・真実の追究・誠心誠意」に沿って、患者様にやさしい医療の提供に努めています。刻々と進歩を加速化する画像診断装置・診断技術に伴い、業務が多様化している現在、更に医療従事者としての資質向上を図り、今後も質の高い画像検査と診断技術を更に高め、患者様の信頼に答えたいと考えております。

● 業務基本方針

※患者様に対する接遇(常に思いやりといたわりをもって)
※被曝線量軽減の努力
※技術の研鑚
※チーム医療人としての自覚

● 放射線技術部 概要

   放射線技術部は、現在、診療放射線技師24名、放射線助手1名、事務員5名にて画像診断・核医学診断・放射線治療の業務を行っています。スタッフには、日本放射線技師会、各種関連学会等の認定取得者も多数おります。城西放射線技術専門学校、城西医療技術専門学校、中央医療技術専門学校、帝京大学医療技術学部診療放射線学科の臨床実習施設に指定されています。

1. 一般撮影

   X線を使って胸部・腹部や骨などを写真やモニターに画像として表示します。現在はデジタル化され以前に比べ被爆軽減されております。

2. X線テレビ

   主に胃透視・注腸検査を行う装置です。他に動画としての診断利用ができます。

3. 血管撮影

   通常のX線写真では血管は写りませんが、造影剤という薬剤を血管に注入する事によって描出させ画像化します。血管の走行状態の観察や直接疾患部の治療を行ったりする検査です。

4. 循環器撮影室(心臓カテーテル検査室)

   2泊3日の入院にて行ないます。まず、手首、肘、足のつけ根から局所麻酔したあと、カテーテルを挿入するための管(2〜3mm)を挿入します。その管からカテーテルを冠動脈の入り口に挿入し、X線透視を行いながら造影剤を注入、撮影をします。この検査により、冠動脈の狭窄や閉塞の有無を確認することができ、虚血性心疾患の確定診断ができるだけでなく、カテーテル手術として経皮的冠動脈形成術(冠動脈の狭窄や閉塞に柔かいワイヤーを通し、風船で内側から拡張したり、ステントという金属筒を設置したりすること)もできるようになりました。

5. マンモグラフィ

   最近話題のマンモグラフィですが20年以上前からある検査です。NPO法人マンモグラフィ検診精度管理中央委員会のガイドラインに則った撮影法を実施していますが、この検査は痛みを伴いますので受検者様のご理解とご協力をお願いしています。また認定技師制度も全国的に展開されていて、当病院では認定技師は9名、更に施設認定も取得しており、常に患者様にとってより良い医療を提供できるよう心がけて業務に励んでいます。

6. 超音波検査室

   超音波検査は耳に聞こえない音(超音波)を利用して臓器の検査を行います。検査には痛みや副作用は伴わず安全な検査です。当院では、フルデジタル超音波検査装置を使用して、肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓を中心に腹部骨盤内の臓器や甲状腺・乳腺の検査を行っています。 日本超音波医学会認定、超音波検査士が2名おり検査精度の向上に励んでいます。

7. X線CT室

   CT検査はX線撮影装置とコンピュータを組み合わせ、体内を輪切りや縦切りの状態を画像にして疾患を見つける検査です。
   当院では、平成18年9月からMDCTが導入されました。MDCTとは多列検出器CTのことで、従来機のCTではX線を受ける検出器が1列しかなかったものが、2列、4列、8列、16列、64列と多列化することによって、同時に撮影できる断面数が増え、撮影時間も短縮されるものです。また、MDCTのすばらしい点は、横断面だけでなく、任意の断面(タテ、ヨコ、ナナメ)での観察が瞬時に出来るようになり、鮮明な3D画像も容易に得ることが出来ます。64列の装置では、心臓関係を含めた循環器検査も施行しています。
   検査の手技としては、注射をする場合としない場合がありますが、いずれも苦痛の伴わない短時間で終了する検査です。

8. MRI検査室

   現在2台の装置で1日に25人前後・年間6,000件近くの検査を行っています。
   検査時間が30分近く掛かりますので検査を受けられるときは、お時間に余裕を持ってお越しください。また、予約の待ち日数が多少長くなっていますが、スタッフ一同できるだけ短くなるよう努力をしていますのでご了承ください。

日本放射線技師会技能検定 MRI 取得者 4名

9. 核医学検査室

   2007年10月9日にガンマカメラ(E.CAM Signature東芝)を新しく設置しました。更新前の装置は、骨シンチ全身像の撮影に約25分程度かかりましたが、新しい装置は約半分の時間で済むようになりました。また、心筋血流検査等の検査時間や、データの処理時間もだいぶ短くなりました。検査中動かないでいる時間が短縮され、患者様の負担が少し軽減されることと思われます。ガンマカメラ装置は、放射性医薬品(RI)を人体に投与し、その分布状態を体外からカメラで検出しコンピュータで処理を行います。検査で得られた画像や検査値等から血流量、代謝機能、および腫瘍の有無などを診断します。患者様は横になるだけで、安心して検査を受けられます。

10. 放射線治療

   2005年に更新されたリニアック装置で、6MVエックス線、5〜14MeV電子線による放射線治療を行っています。放射線治療専門医の立案した治療プランを正確に実施するため、放射線治療品質管理士、放射線治療専門技師、診療放射線技師による装置、照射管理を行っています。

11. 健康管理センター 放射線科

   契約健保・個人・政府管掌保険・診断書検診(就職・進学)等、年間約22,000件の検診業務を行なっており、胸部(CR装置)・胃部(2005年に更新されたDR装置3台)・超音波(3台)検査はデジタル画像診断を行なっております。また骨塩定量(DEXA)装置も2007年に更新され、マンモグラフィー検診(女性技師による撮影を行っている)では、より正確な組織検査のできるマンモトームが導入しています。2008年4月より特定健診・特定保健指導も実施いたします。

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